仏教の瞑想には、集中瞑想と観察瞑想がありますが、
ヴィパッサナーは、集中することよりも「気づく」ことを重視し、事実のみを見ていく観察瞑想です。
googleなどの大企業も社員の研修に取り入れるなど、ビジネスシーンにおいてもマインドフルネスが広まりましたが、そのマインドフルネスの源流にあたるのが仏教の瞑想法です。
ヴィパッサナー瞑想をやることで、今というこの瞬間にグラウンディングすることができます。自分の内面に起きていることに対し、気づく力も高まります。
僕はヴィパッサナーの考え方にとても共感しています。
たとえば、苦しみをなくす一番のポイントは、「事実に気づくこと」だと言っています。
一瞬一瞬の事実に気づいていくと、心から妄想が除外されていく。仏教では、人生が苦しくなるのは思い込みや先入観などの妄想が原因になっていると考えられている。
事実を見ずに、勝手に妄想し、誤解し、錯覚し、思い込み、現実を歪めていく。
心から妄想を排除すると、物事がありのままに、正しく見えてくる。事実に正しい反応を起こしていけば、人生の流れを変えていくことができる。
瞬間瞬間の自分の心や行為にマインドフルでありさえすれば、落ち着いた冷静な判断がくだせる可能性が高まり、煩悩から守られる。
いやぁ、全くもって同感です。
情報があふれる今の時代において、僕はこの考え方を実践したいのです。主観を離れ感情を排除し、事実のみを見ることでこの世界の実相を掴む。
僕の考え方は完全にヴィパッサナーと一致するのです。
今の時代を生きる現代人にとって、ヴィパッサナーはまさに必要とされている瞑想であると強く思います。
このヴィパッサナー瞑想には、「歩く瞑想」「座る瞑想」「立つ瞑想」があります。文字だけでは理解を誤りかねませんが、この本にはDVDが付属しています。初心者でも非常にわかりやすくgoodです。
歩く瞑想など、慣れると生活の中でも全然無理なくできるのでおすすめです。
気づきを徹底的に連続させていくことが、妄想に巻き込まれないための技術です。
自分の心と体に今、何が起きているのか?常に自覚的に現在の瞬間を捉え続けることが、妄想と妄想から生まれる煩悩を阻止する修行になる。
「気づき」→「観察」→「洞察」と進化していくのです。
ヴィパッサナー瞑想においては、気づきこそが全て。
気づくことで自己理解が深まっていく。
僕はもっと気づく力を高めたい。
では、また!