・なかなか良書に出会えない
・読書に関する新たな知見がほしい
・積ん読が増えるばかりで困ってる
一度はこんなことを考えたことがありませんか?
そんなあなたのお役に立てる読書方法を用意しました。
本記事では、以下のことを全力でお伝えします。
・自分だけの読書方法を見つけるきっかけを提案
・読書のコツ
・読書で人生を豊かにする考え方
この記事を書いている僕は、カスタマイズ読書歴10年です。読書をしながら自分なりに考え続け、
自分だけの読書方法、カスタマイズ読書を確立し実践してきました。僕が10年かけてたどり着いた読書の方法やコツをお伝えします。
ぜひ、自分だけの読書法を見つけて豊かな人生を送ってください!
【読書の方法と楽しむコツ】カスタマイズ読書のすすめ
現代はカスタマイズ時代。
スマホが世界中に普及した理由の一つはカスタマイズができるから。エンタメ系、ビジネス系、お役立ち系、動画、音楽など、好きなアプリを入れて世界でたったひとつ、自分だけのスマホができる。
SNSもしかり。Facebookやツイッター、インスタグラムも自分が繋がりたい相手と繋がり、タイムラインは自分好みの情報やコメントで埋め尽くされています。
モノと情報が溢れ、皆と同じが良いとされる時代ではなくなりました。読書もカスタマイズすることを意識すると、より豊かで学びに満ちた自分だけの読書ライフを送ることができますよ。
今回ご紹介することで「自分の読書に取り入れたい」というものがあれば、ぜひ取り入れて実践してみてください。
読書の楽しさを知る
いきなりですが、これが最強です。
読書の楽しさを知ってしまうと、もう読書せずにはいられなくなります。読書にハマること。これが圧倒的なインプット量を生み出すとともに、乾いたスポンジのように本の内容を吸収し、自己成長に繋げてくれます。
読書初心者の方は、
・読書ってつまんない
・活字を見るだけでアレルギー反応が…
・最後まで読める気がしない
そう思ってしまいますよね。僕もそうだったのでよくわかります。
僕は根っからの読書好きではなく、読書をしていくうちにその楽しさに気づき、大好きになったクチです。
「読書って楽しい」
そう思えるようになることが何より大事ですが、やはり「読書って楽しい!」と思える本に出会い、それを体験することが一番のポイントです。
つまり、初心者のうちに読書が楽しくなるような本に出会い、読んでみてほしいのです。とりわけ「自己啓発のために読書をはじめたい」と思うような方は、小難しい本に手を出し、挫折してしまいがちです。
とかく読書のハードルを自ら上げてしまいがちですが、読書の入り口は、自分が思っている以上にハードルを下げて大丈夫です。
たとえ超良書であることがわかっていても、最初から「7つの習慣」などを読まなくてもいいのです。
具体的な提案は別の記事で書いていますので、下のリンクからご覧ください。
良書に出会いに行く方法
特に読書歴が浅い場合、「これはいい!」という良書になかなか巡り会うことができません。僕も最初はそうでしたが、読書界に身を置いているとだんだんわかるようになってきます。
今では「買わなければよかった」と外すことが随分少なくなりました。
レビューを見るというのがわかりやすい方法ですが、わりと当てにならないことも多いです。正直、精度が低いことは否めません。
僕のおすすめは、人を探すこと。読書をしていると、この人のお勧めする本は間違いない。という人が現れます。本当に自分と合う人が見つかれば、ほぼ選書に困らなくなりますが、出会うのが難しいことは確か。
僕も今だに数えるほどしかいません。
これは持論ですが、何かを学ぶときは、その業界のトップに学ぶべし。超一流に学ぶべし。これは本当に大事です。このテーマだけで一本記事を書けます。
たとえば、「売り上げを伸ばすためにマーケティングを学びたいので本を買おう。」という場合、まずはマーケティング界のトップ中のトップの本を買ってみる。神田昌典さん、小阪裕司さんなどがそうです。
これは検索しまくれば、たどり着けます。神田昌典さんにロックオンした場合、ここから神田さんの著書を検索し続けると代表作にたどり着きます。そしてそれを買って読んでみる。
読んでいて、「おぉ、これは素晴らしい本だ!」となれば、他の著書も読んでみるのは当然ですが、神田さんの本の中でいろんな事例が出てくるのを見逃してはいけません。
神田さんの本の中で別の本が紹介されます。これを追いかけるのはとても良いですよ。良書の確率が高い。そうやって芋づる式に良書に当たり続ける方法があります。
そうなってしまえばあとは早い。徐々に本を読む数が増えていくと、自然と良書への嗅覚が身についてくるものです。まずは超一流にロックオンすることがおすすめです。
量は質に転化する。量稽古の大切さを経験しておく
単純に読書量を増やすことは極めて大事。一度は読書に没頭する時期を作って欲しいです。よく「質か量か」という議論がありますよね。仕事は質と量はどちらか大事か?なんて議論は一度は耳にしたことがあるはず。
結論から言うとどちらも大事なんですけどね。
一般的に量稽古をバカにする人が多いんです。今どちらが大事かと聞かれれば僕は質が大事だと思いますが、それは全員に当てはまるわけではないということです。
今この時期に量が大事な人がいれば、質を大事にするべき人がいる。人によって違うのですが、そんなことはお構い無しに質か量かという的外れな議論が見受けられますね。
これは僕の持論ですが、
「質が大事」だという人は2通りの人がいます。
一つは「量をやった経験がある人」
もう一つは「量をやった経験がない人」です。
そして、質が大事だという人のほとんどは量をやった経験がない人です。
僕の経験を少しお話ししますと、
僕はかなり仕事が忙しい時期があり、
朝早く夜遅い長時間労働をしていました。
その状況で、ある年、読書年間目標100冊と設定しました。たくさん読書をする方は年間100冊なんてザラで、1000冊以上読む人もいますが、当時の僕の忙しさで100冊はかなりすごいと思います。
目標設定が高すぎたか?と後悔しつつ、気づけば10月に差し掛かっていました。「やばい、まだ35冊しか読んでない。無理かも。」と思いながらも頑張りました。
何としても目標だけは達成しなければ。そんな思いから僕はある行動に出ます。目標達成のため、文字が大きく、ページ数の少ない本を選んで読み始めたのです。笑
姑息な手段に出ました。するとどんな本を読むかというと、詩集とか絵本とかをチョイスして買うようになったのです。いやー素晴らしいですね。この方法だと、サクサクと一冊また一冊と消化していけるのです。
そうやって一年の中で一番忙しい年末を乗り越え、なんと12月31日の夜に100冊目を読み終えることができたのです。
ちゃんちゃん。
では終わりませんよ。これは完全に想定外だったんですが、読書って自分の好きな分野に知らず識らずのうちに偏っていくんですよ。ところが僕は量を読むことにフォーカスしたことにより、絶対読まないであろう詩集や絵本を読みました。
これがポイントで、いろんな気づきがあったんです。
おかげで様々な分野に関心が芽生え、網羅的学習へと移行し、洞察力の獲得に繋がっていったのです。これがなかったら今の自分はないかもしれません。素晴らしい体験をすることができました。
量稽古は時に想像をはるかに超えます。やらなければ絶対にわからない世界が待っているのです。
というわけで、僕が強くおすすめしたいのが、年間目標の設定です。もちろん厳しめの目標設定にしてくださいね。笑
量の先には質が待っています。
マジメに読書をしない
はい、これも大事です。
端的に言うと、囚われてはいけないということを言いたいのです。
日本人はマジメすぎます。
本を順番に確実に全部を読み進めようとします。そんな必要は全くありません。自由に読んで一向に構いません。
なぜなら、読書がつまらないものになるからです。楽しく読むためには何にも支配されずに自由に読むということは僕はとても大事な要素だと思っています。
僕は前書きはほとんど読みません。本当に好きな著者の本は読んでいますが、その程度です。丁寧に読んでいる方は、一度思い切って飛ばしてみてはいかがでしょうか?新たな扉が開くかもしれませんよ。
目次を見て、読みたいところから読むのも大いに結構。読書は書かれている文字を読んでいくわけですから、受け身になりがちです。主体性を発揮して自由に読むことで、本の内容もより吸収しやすくなると僕は思っています。
そうすると、全部読むという概念からも解き放たれるので、読みたい章だけ読むとか、本に対して柔軟に向き合うことができるようになります。
この考え方は、読書だけに限らず日常生活のいろんな場面で生きてきますので、是非一度トライしてほしいですね。
僕はあらゆる事象において両極の統合を意識していますので、今はマジメに読むなと散々強く押していますが、時として必要以上にマジメに読むことも実は大事だと思っています。
どんな時も自由になれと言っているわけではないのですが、そのあたりはまた別の機会にお話ししますね。
とりあえず今回は多くの方がマジメすぎるということを前提に書かせていただいております。
アウトプットを前提に読書をする
読書に限りませんが、アウトプットの重要性は最近いろんなところで語られていますよね。なんかまるでインプットが悪いかのごとくアウトプットを持ち上げるようなシーンに出くわしますが、僕はそんなトレンドはさておき、インプットをめちゃくちゃ大事にしています。
で、アウトプットを語ります。
仕事でセミナーに参加してきたとします。ただ受講するだけの場合と、受講後、会社に戻ってから後輩に説明会を開く予定がある場合では、後者の方が確実に身になりますよね。
読書の場合も、同じことが言えます。誰かに教えたり伝えたりするという前提があれば、圧倒的に内省が増えて、自分の血となり肉となるのは間違いのないところです。自分の中に資産として蓄積されていきます。
オススメしたいのが、ブログなどのSNSによる発信です。簡単でも感想や書評をする習慣ができれば、確実に成長に繋がります。
そしてもう一つのおすすめが読書会です。僕は北海道に住んでいるので、過去に札幌の読書会にしばしば参加していましたが、日本最大級の読書会である猫町倶楽部にも何度か遠征しました。(東京です。)
これは読書によってインプットしたものをアウトプットするだけでなく、他の人の考え方や視点を学ぶこともでき、非常に有益です。さらに驚くのは、設定した課題図書の著者が参加することもあり、直接質問できるチャンスもあります。超おすすめです!
これらは確実に読書の質を高めてくれた実感があります。書いていたら久しぶりに参加したくなってきました。笑
心が赴くままに、同時に読む
本は一冊ずつ読む。
かつてはそうしていましたが、今は複数の本を同時に読みます。これはおすすめ方法というか、一冊ずつ読むという概念さえなくなればOKです。
本を読んでいるうちに、だんだん飽きてくることがありませんか?読みたいという読書欲が途中で切れてしまうことがありませんか?こんな状態で読み続けることにいったい何の意味があるのか?
この状態で読むと本の内容を最大限に吸収することができません。読みたいときに読むのが一番よく吸収できるタイミングです。僕は読たくないときは他の読みたい本を読み始めます。するといつの間にか、同時並行で10冊ぐらい読んでいる時があります。笑
自分の心の声を大事にしてみてください。
心の声に従っていると、自分と向き合えるようになってきます。これは自分づくりにおいて最も重要なことの一つです。自己理解が進み、読書を通して人間的な成長も可能になってきます。
そんなことを視野に入れていると、積ん読など何の問題もありません。よく積ん読が問題だ、困ってるという話を聞きますが、心の声を解釈するなら、本当に読みたい時ではないから読まないだけです。
まだその本に対して、最大限に吸収できる時期を迎えていないと僕は考えます。大事なのは、いずれその時がやってきたときに、タイミングを逃さずにちゃんと読むこと。読みたくなるのが10年後かもしれませんが、それはそれで構わないのです。
これが無意識にできるようになってくると、だいぶ自由人に近づいていると思います。
無為自然。荘子のような自由な心で、あるがままに読んでみる。最高です。
本を聴く。オーディオブックの活用
本は読むもの。その概念もぶち壊してしまいましょう。
学びたい意欲が強い時は、あらゆる時間を学びに使いたいもの。僕はそんな時期がもう何年も続いています。
というか、習慣化してしまったので自動的にインプット時間を作り出し続けることに成功しました。
そうです、読めない時は聴けばいいのです。
最近はyoutubeやvoicyなども出てきましたが、やはり歴史が長いオーディオブックは内容が充実しています。
よく使いましたね〜。朝の出勤前の準備中とか、帰宅後に着替えながらとか、通勤時間も聞いていました。それどころか、運転する機会が多い仕事でしたので、仕事中も聞いていましたね。
これをやると、インプットの時間がめちゃくちゃ増えます。激増です。ほんとおすすめ。
最初は本を朗読するスタンダードなオーディオブックを聴いていました。だんだん慣れてくると、セミナーのオーディオブックや、聴く歴史なんかもよく購入したものです。
中でも中谷彰宏さんの「月ナカ生活」が好きで、相当たくさん買いましたよ。この人の視点はとても面白いです。本当に数少ない「繋がり」が見えている人です。僕が提唱する領域を超える人ですね。ずいぶんとお世話になりました。
僕はオーディブルやaudiobook.jp(旧FeBe)をよく利用していました。
しかし今はいい時代になりましたね。どちらも定額聞き放題プランがあります。一昔前はブックを単体で購入するしか方法がなかったので、すごくお金がかかりました。今は心置きなくガンガン聴けますよ。嬉しい限りです。
オーディオブックでインプット倍増計画はかなり効きますよ。
おまけ 本も定期的に断捨離を
読書あるあるですけど、読書をすればするほど、本が溜まってきますよね。置き場がなくなるぐらい本で溢れるのが読書家の常です。
定期的に本の断捨離を決行しましょう。
溢れるほど本をたくさん購入していると、どうしても積ん読が増えてきますが、積ん読の本の中でも、将来読む本と読まない本がわかってくるもの。そして読了した本の中でも、再読する本としない本がわかってくるものです。
そこで断捨離です。精神衛生上も、とてもいい効果がありますよ。
具体的には、僕はブックサプライなどのかんたん買取サイトを利用します。
ダンボールに不要な本を詰めて、ネットで申し込めば、宅配業者が引き取りにきてくれます。あとから査定額が通知され、口座に振り込まれて終わり。
お試し査定なんかもあるので、初めて利用する人はなんとなく相場がわかるので活用してもいいでしょう。
ちなみに前回僕が断捨離した時は、ダンボール一箱に約100冊を入れて9450円になりました。本って売る時は二束三文のイメージがありますが、まとめて売るとそれなりになります。
他には専門書の高価買取店BOOKRIVERなどもあります。
個人的に断捨離はおすすめですが、読む本と読まない本の見極めができるようになってからでもいいと思います。僕は読まないと思って処分した本が読みたくなり、再購入したことが何度かあります。
それもまた良い経験ですけどね。
終わりに
カスタマイズ読書論、いかがでしたか?自分の読書に取り入てみたい部分があったでしょうか?
自分に合った最適な読書で、楽しく自由に学びを深めていってもらえれば嬉しい限りです。
実は、まだ書きたいことがたくさんあるのですが、だいぶ長くなってきたので今回はこの辺で終わりにします。
豊かな読書ライフを。
では、また!