【N国ウォッチ】櫻井誠対談に見る立花孝志の人間力
発言の中身を深堀するのは他の方々がすでにやっていると思いますので、僕は少し違う視点でこの対談を洞察してみました。
そういう観点で見たとき、立花孝志という人物は、一般的に思われているよりもずっと成熟した自我の持ち主と言えると僕は思っています。
タイトル通り、立花さんの人間性です。
この対談を見てもやっぱりすごいです、この人。
「今日は勉強させていただきにきた。」
「不見識な部分があるのは認める。」
こんなことを言っちゃう人を見たことがありますか?自分の「正しさを手放す」というのは、自分づくりにおいて重要なテーマの一つになりますが、立花さんはこれを実践してるんです。
特に政治の世界では、「知らない」というのは恥でしかない。そして安全保障は一際センシティブな話題であることから、感情的になりやすいと言えます。
ところが立花さんは知らないとか詳しくないとか言っちゃうんですね。立花さんの話を聞いているとそれは本当で、僕よりも詳しくないですね。笑
僕はよくマトリックスの話をします。
マトリックスとは、真実を隠すために目の前を覆っている世界です。
立花さんを見るとき、その見た目や、キャラクター、大げさなパフォーマンスなどが目に映ります。これは目の前を覆っている姿と言える。
スクランブル放送実現のために作り出した虚像である。目に見えない部分を見ていかないと、決して物事の本質や実相を掴むことはできない。
そのために必要なのは、感情を排除すること。ひとまず感情を横に置いて物事を見る。事実をありのままに捉えた上で、最後に感情を持って来る。そして判断、選択をしていく。
立花さんはそれをやっています。おそらく裁判という実践経験で培ってきたと思われます。高須院長との対談では、「みんなが思ってるほど感情で動いてない。法で動いてる」と発言していましたが、これが源泉なのでしょう。
立花さんの人間力は高い。
櫻井誠さんがあんなに穏やかに話していることからも、それは見て取れますよね。喧々諤々の議論ももちろん大事ですが、建設的な議論があまりにも少ないのが現状。
この対談は、数少ない「建設的な対談」です。
まあ、少し言わせていただければ、櫻井誠さんがもう少し建設的であれば、名著「7つの習慣」における相互依存に近くなってくるのではないでしょうか?
僕は政治の議論において、相互依存の関係で議論しているのを見たことがありません。政治という舞台では特に相互依存になるのは難しいと思いますが、立花さんにはそのエッセンスが見えるんですよね。
人間学、心理学の面で見てもとても興味深い研究対象です。
今後もN国ウォッチを続けてまいります。
では、また!