・初心者におすすめの読みやすい本を教えてほしい
というお悩みにお答えします。
この記事の内容
✅読書初心者の自己啓発のヒント
この記事を書いている僕は、自分なりにカスタマイズした読書歴が10年ほど。
心理学を用いた自分づくりを7年以上続けており、人間の深層心理を理解した上で読書に対する研究や考察を発信しています。
それではさっそく本題にいきましょう。
【自己啓発初心者向け】おすすめ本紹介/ひすいこたろう
僕のおすすめはひすいこたろうさんです。
僕が自己啓発初心者だったころ、大変お世話になった著者の一人です。最初は読書の右も左もわからない状態ですので、何を読んだらいいのか全くわかりませんよね。
「自己啓発したい」「成長したい」「学びたい」そんな前向きな気持ちを持っているものの、いざ本屋さんに行くと選書に迷ってしまいます。
そして迷った末に自分で選んだ本は結局つまらない。そんなものです。
そんな何も知らなかった過去の自分に教えてあげたいのが、ひすいこたろうさんなんです。
とにかく読書へのハードルが下がります。楽しく、文字も少なめで、感情に訴えかけるポジティブな内容です。
今回は実際に僕が読んだひすいさんの本を全てご紹介させていただきます。
3秒でハッピーになる 名言セラピー
ひすいこたろうさんといえば、「名言セラピー」シリーズです。
ハッピーになるための物の見方を教えてくれます。
一歩前へ
先日、打ち合わせに行ったビルの男子トイレに、こんな貼り紙がしてありました。この貼り紙が書かれてある言葉に、僕は心をうち抜かれてしまいました。
オシッコするところに、こう書かれていたのです。
「一歩前へ。その積極性があなたの人生を変える」
要するに「オシッコをこぼすな!」という思いを、相手にとってのプラスの言葉に置き換えていたのです。
強引ですが、素晴らしい視点だな、と感心しながらオシッコをしていたら、はみだしてしまった僕でした。
名言セラピーには、こういったエピソードがたくさん綴られています。
3秒でもっとハッピーになる 名言セラピー+プラス
9回裏、1対1。
監督から「満塁策をとれ」という指示が出ました。
ピッチャーは指示通りに満塁にし、次のボールを投げました。その瞬間、ランナーが突然ホームへ!
ホームスチールだ!
焦ったキャッチャーは、球をすーっと後ろへ逃してしまい、3塁ランナーが生還。
痛恨のサヨナラ負け!
「もう野球なんてやってらんねーよ!!!」
ピッチャーは野球を辞めました。
おかげで、そのピッチャーは現在、「世界の青木」と呼ばれています。
プロゴルファー・青木功。
野球を辞めて、暇だったからはじめたゴルフ場のアルバイトが、彼を運命の道へ導いたのです。
サヨナラ負け!
ツイてる♪
「かあちゃん、自由って一体なんだい?」
すると、かあちゃんは突然、ロープで僕を強く縛りはじめました。
「かあちゃん痛いよ!なにすんだよ!」
ロープでぐるぐるにされた僕は、手も足も動かせなくなりました。
かあちゃんに泣いて助けを求めました。
そのとき、僕は気づいたのです。
そっか。
僕はずっと自由だったんだ。
名言セラピー第2弾です。
自己啓発を初めて間もないころは、いわゆる世間の常識にどっぷり浸かっている状態です。しかし本を読み始めると、今までの自分の価値観がどんどん崩されていきます。
もちろん良い意味で、世界が広がっていくわけです。「こんな考え方があるんだ」「もっと知りたい」という最初の小さな種火を与えてくれる存在がひすいこたろうさんです。
僕はこの第2弾の名言セラピー+が好きです♪
3秒でハッピーになる 名言セラピー++ダブルプラス
「勇気を出せ。たとえ肉体に、いかなる欠点があろうとも、わが魂は、これに打ち勝たねばならない。
25歳、そうだ、もう25歳になったのだ。今年こそ、ほんものになる覚悟をせねばならない」
by Ludwig van Beethoven
これはベートーヴェン25歳のときの手記です。耳が聞こえなくなっていく病気・聾疾(ろうそう)が始まったのはベートーヴェン25歳のときから。
音楽家を志す者にとって、日々、耳が聞こえなくなっていくのは、
すさまじい恐怖
すさまじい絶望
すさまじい苦悩だったと思います。
しかし、
しかし、
ベートーヴェンの作品第一番をのぞく全作品は、全作品は、
聾疾になってからつくった曲なんです。
名言セラピーがあまりに好評のため、シリーズ化が加速し始めました。僕もすっかり名言セラピーに魅了され、この++を購入したことを覚えています。
人間、普通に生きていると、ネガティヴな思考になっていきます。
僕は自分が嫌いで、劣等感に苛まれていましたが、ひすいさんの本の影響もあり、こんな考え方や視点があるんだということに徐々に気づいていきました。
3秒でハッピーになる モテ名言セラピー
これは、小手先の恋愛テクニックです(笑)ただし、恐ろしく効果的です。
別れ際に「じゃあまたね〜」って言われたら、相手の目を見て、笑顔で、
「またっていつ?」
と言いましょう♪
以上です。
こう言われた相手の心中は、「おれとまた会いたいってことだよね…。ってことは、おれのこと好きなのかっ!?」
わたしの主人はふっくらしているので、夏場は水分をとっても必要とします。
なので、前の晩に、「明日は何飲む?」って聞くのがわたしの日課になります。
健康茶・ウーロン茶・麦茶・ミネラルウォーター・レモン水などなど。
それなのに、「なににする〜?」って聞くと、「いつもの(健康茶)」という答えがしばらく続いたので、
「いつも同じでいいなら聞かないよ」って言ったんです。すると、主人はこう言いました。
「聞いてくれるのがうれしいのに…」
わたしがうれしくなりました。気にかけてるのが伝わってる。
これってしあわせですね。
何気ないことから気づきを与えてくれるのが「名言セラピー」シリーズの真骨頂。
ガチガチのビジネス本ももちろんいいのですが、一見直接的な関係性がなさそうな本から学ぶことはとても多いのです。
THE BEST OF 3秒でハッピーになる名言セラピー
この本は、過去の名言セラピーシリーズ5作品の中から厳選されたベストアルバム的な一冊です。どれか一冊だけを買うなら、この本をチョイスするのも良いでしょう。
厳しい気候である北極圏に住むイヌイットは、毎日が生命の危機に立たされています。
そんな彼らが絶対に口にしない言葉があるそうです。
それは、「がんばろう」という言葉。
がんばると、筋肉が硬直してしまうからだそうです。
北極圏という極寒地で、筋肉の硬直は致命傷になってしまいます。飛び越えられるはずのクレバスも、「がんばる」と飛び越えられなくなってしまうのだとか。
では、イヌイットの人たちは、クレバスを飛び越えるとき、がんばる代わりに、なにをすると思いますか?
みんなで冗談を言い合うのだそうです。
笑ってリラックスしてから、飛ぶのだとか。
「ねえ、ねえ。お前、鼻水がツララになってるよ」と言うかどうかまでは、定かではないようですが(笑)
(略)
✳︎ねえ、ねえ、知ってた?
北極圏のイヌイットという部族の人たちはお客さんが来ると、夜、その家の奥様が裸であなたの布団に入ってくるんだよ。それがお客様への最高のおもてなしだとか。そんなの絶対おかしくない?
✳︎ねえ、ねえ、知ってた?
日本ではちょっとエッチな色ってピンクだけど、アメリカではエッチな色は青なんだよ。だから「ピンク映画」は「ブルーフィルム」という。スペイン語では緑がエッチだから「viejo verde」(緑の老人)と書いて「エロじじい」という意味。中国は黄色がエッチ。だからアダルト映画は「黄色電影」です。
そんなの絶対おかしくない?
✳︎ねえ、ねえ、知ってた?
昔の人は、右手、右足を同時に出して走ってたって。昔の絵を見ると飛脚とか、たいていそうですから。いまの人の走り方とまったく逆だったんです。昔の人はそのほうが早いと思ってたからそっちの方が実際に早く走れたんです。つまり意識がどう思うか次第ってこと。
そんなの絶対おかしくない?
あなたの「常識」は、他人の「非常識」。
名言セラピー幕末スペシャル
波乱万丈。不可能を可能にした男、高杉晋作。
僕は晋作のある言葉から、人生において困ったことが起こらない方法を教えてもらいました。
これを知ると、今日を境にあなたも、困ったことが、一切起こらなくなることでしょう。その秘密をお伝えしましょう。
「僕は金輪際、『困った』という言葉を決して吐かない」by高杉晋作
そういうことです。「困った」って言わないんだから、困ったことは起きてないですよね?(笑)
高杉晋作の人生は、大ピンチ、いわば困ったことの連続でした。15分おきに困ったことが続発するような人生だったはずです(笑)
でも、「困った」とは絶対にいわないと、晋作は誓っていた。
「男子たるもの、『困った』と決していうものではない」晋作はそう父から教わっていたからです。
「おもしろきこともなき世をおもしろく」
これが高杉晋作辞世の句です。
燃えてる!火事だ!
吉田松陰がまだ17歳の少年だったころ。家庭教師、林真人先生のご自宅に住み込みで学んでいたときに事件は起きました。
松陰少年が寝ていたときのこと。ふと目が覚めて雨戸のすきまを見ると、真っ赤なんです。
燃えている!火事でした。
松陰少年は飛び起き、寝巻きのまま、家のものを外へ持ち出し、運んではまた家に飛びこみ、できるだけ家のものを外に運び出しました。
しかし、松陰少年はこのとき、致命的なミスを犯しました。運び出すのを忘れてしまったんです。
ひそかに隠しもっていた大切な化粧ポーチを!もってない、もってない!(笑)
もとい、運び出すのを忘れた。武士にとって、魂といえる自分の刀を。
林先生は松陰少年を叱ります。「なんという不心得だ!刀は武士の魂である!」と。
武士にとって何があっても忘れてはいけない刀を忘れてしまったんです。しかも、松陰少年が忘れたのは刀だけではありませんでした。
自分の服も、自分の勉強道具も、自分の持ち物は何もかもすべて忘れていたんです。
松陰少年が燃えさかる家から命がけで持ち出したのは
すべて林先生のものばかりでした。
魂は忘れても恩は忘れない。
僕は歴史が大好きなんですが、自己啓発を始めた頃はほとんど知識はありませんでした。
ところが、ひすいさんの本を読んでいると、しばしば坂本龍馬や吉田松陰などの歴史上の人物の言葉やエピソードが登場します。
それによって少しずつ歴史に興味を持ち始めた僕でしたが、この本の登場によって一気に歴史にハマることになります。
このハードルの低さから歴史に入れてよかったです。僕の歴史は幕末から入り、他の時代を学ぶ流れになりました。
ニッポンのココロの教科書
ひすいさん曰く、日本人のココロのルーツを取り戻すための本が、本書です。
何気なく感じているニッポンの文化や風習、当たり前に使っている日本語、日本人特有のものの考え方、見方に、人を幸せにするルーツがあふれています。
僕は歴史やルーツが大好きなので、この本はドンピシャでした。
エピソードもとてもおもしろく、読み入ってしまうのですが、一つ一つのお話が他の本と比べて長いため、引用は割愛させていただきます。
が、これだけは言っておきます。この本はおもしろい。
子どもはみんな天才だ!
息子が高校生のときです。
息子「ねぇねぇ、お母さんって、初めてお母さんになったの?」
私「えっ?そうだよ」
息子「へぇ、そうなんだ。その割にはよく頑張ってるね。」
一瞬耳を疑う質問でしたが、息子の顔が真剣だったので、とても嬉しかったです。
慰霊の日(6月23日沖縄特有)に向けて戦争体験者による平和講演会を学校で開いたときの、こどもの感想文です。
「〇〇さん、今日は戦争の話をわかりやすく教えてくれてありがとうございました。次は、もっとわかりやすく教えてください」
6歳・男の子
この本は、学ぼうとする意識をもって読むと、とても気づきが多く、僕は楽しい上に得るものがたくさんあって大好きな一冊です。
子どもの視点って本当にいろんなことを気づかせてくれますね。
世界一ふざけた夢の叶え方
この本の著者である、ひすいこたろうさん、菅野一勢さん、柳田厚志さんが、3人揃ってセミナーにきたときに僕も参加させてもらった経験があります。
とにかく前向きな3人にすっかり魅了されてしまいました。セミナー後に友人と二人で夢を語り合ったことを思い出しますね。
この本の巻末に、「あなたの夢を紙に描こう!」というページがあって、そこに僕は「世界平和」と書いていました。その隣に友達が、「お前ならゼッタイできる!」と。
懐かしい^^
この本に何箇所か線を引いていた部分がありました。
・僕が一番思うこと。それは、ビジネスの現場で、「笑い」「楽しさ」「ユーモア」が受け入れられるようになってきたことです。
・自分自身に許可を出すか。自分自身にOKを出すか。
・応援し合える仲間を持つ。目の前に一生懸命取り組む。常にライフスタイルは忘れない。
・起業前にお金を貯めるために頑張る人がいますが、それ以上に、マーケティングとセールスをしっかり勉強しておくことです。必ず役立ちます。
・理想のビジョンを掲げ、それをお客さんに伝えること。そして、あり方とやり方をともに磨くこと。
本に書き込みやマーカー線などを入れえておくと、あとで振り返ったときに、当時の自分の価値観や、自分がなにを大切にしていたのかがわかって良いです。
「マーカー引いてあるけど今読むと全然響かないな。この部分のなにが良いんだ?」ということもよくあります。
それは自分の価値観が変わっている証拠。成長・変化している証拠なのです。そんなことに気づくこともできてとても良いですよ。
漢字幸せ読本
大丈夫
「大丈夫」という文字をよ〜く見てください。
気づきませんか?
それぞれの文字に共通するものが。
「大」「丈」「夫」
「大」「丈」「夫」
「大」「丈」「夫」わかりましたか?
そうです。「人」なんです。
「大丈夫」の3文字には、それぞれ「人」という字が入っています。
あなたに何かあったとき、周りの人は必ずあなたを支えてくれます。
何があっても、あなたを支えてくれる人が3人いるってことです。
忘れないでください。
どんなときも、あなたの味方は3人いるんです。
そこに例外はない。いないと思っているのは、あなたが気づいていないだけです。
ウソだと思うなら、もうちょっと生きていてください。
あなたを支えてくれていた3人に気づく日が、必ずや来ますから。
「生きていれば春が来る」福原義春(資生堂名誉会長)
大丈夫。必ず春は来ます。
「お日さまのもとで三人いっしょ」と書いて「春」。
3人の味方があなたを待っています。
春は必ずやってくる。だから大丈夫。
名言セラピーシリーズを読んでいると、たまに漢字の話が出てきます。ひすいさんは漢字をとても大切にしていることがよくわかるのですが、
その思いが一冊の本になったという感じでしょうか。
・人生で大切なことをたくさん漢字から教えてもらいました。
・考え方ひとつで漢字から幸せを学べる。
そんなひすいさんの漢字に対する思いを味わうことができます。これも視点という意味では素晴らしい気づきをたくさん得ることができますよ。
終わりに
いかがでしたか?
とにかく最初はハードルを低くして、読書することをおすすめします。「読書って楽しい」と思えればもうあなたの勝ちです。
そうなってしまえば、あとは次々と自己啓発の扉が開き、世界が広がっていくことでしょう。
では、また!