僕はONE PIECEが大好きです。
男のロマンがぎっしり詰まっているだけでなく、笑いあり、感動あり、哲学ありで、この作品を読み解くのはとてつもなく難解だ。
それほど尾田栄一郎という男はすごい。この大宇宙の真理を知っている人なんでしょう。僕が思うホリスティックな人間のひとりです。
ギリシャ神話をはじめ、世界中のいろんな文化や思想に魅了され、この深淵で壮大な大宇宙の素晴らしさを、ONE PIECEという尾田栄一郎にしかできない表現方法で描いていると僕は感じています。
たぶん若い頃から膨大な量の哲学書などを貪るように読んでいたに違いない。と勝手に妄想しています。
ところで、ONE PIECEには個性的で魅力あふれるキャラクターがたくさん出てきますよね。
僕が特に好きなキャラクターは、
・シルバーズ・レイリー
・ロロノア・ゾロ
・白ひげ
です。
今回は、僕の大好きなシルバーズ・レイリーの言葉の中でも最も好きな言葉をご紹介します。
ロビンが、なぜロジャーがポーネグリフに古代文字を刻み、それを操れたのかを問いかけ、空白の100年に迫った場面。
レイリーは、
ロジャーは古代文字を解読できたわけではない。「万物の声を聞けたのだ」と答えたこのシーン。
深い。
まさにこの「万物」というのが重要です。
尾田栄一郎は、まさかケン・ウィルバーの「万物の歴史」をも読んでいるのだろうか?
この世界は全てが繋がっている。万物を知り、統合された視点がないとこの世界は捉えられない。
万物の声が聞けたロジャーだからこそ、世界を捉え、海賊王まで上り詰めることができたのだ。
このレイリーの言葉を伏線として後々随所に万物の声が描かれていくことでしょう。
”万物”と強調しているところがまた深いなぁ。。
声といっても、そのままの意味の「声」として理解するのではなく、森羅万象全てが「声」を発していると捉える。それを感じることが「万物の声」を聞くということ。
有形無形も関係ない。全ての歴史も声を発している。
めくるめく精神世界にたどり着く。
最後に僕の好きな曲を。とても完成に響く素敵な曲です。
海の声
空の声が 聴きたくて
風の声に 耳すませ
海の声が 知りたくて
君の声を 探してる
空の声よ 太陽の声よ
川の声よ 山の声よ
僕の声を 乗せてゆけ
冬の北海道は、雪の声も聞けるよ。
では、また!