はじめに
さあ始まりました、新コンテンツの登場です。
その名も「今日の裏ラベル」。
前回の記事の終わりにさらっと触れましたが、僕は加工食品診断士という資格を保有しております。この資格を武器に仕事をしようという意図は全くなかったのですが、
単純に知識を得るために受講し、試験があり、見事に合格しました。
一般社団法人・加工食品診断士協会は、あの「添加物の神様」と言われる安部司氏が代表理事を務めます。誰から学ぶかというのはとても大事です。僕は安部氏から学ぶことができて本当によかったなと今振り返って改めて思いますね。
加工食品の知識がそれなりにありますが、主に食品添加物について勉強してきました。はっきり言ってこの分野も相当な深さがあり、日本の闇に触れ続けることになりました。
食の分野に関しても、世の中は本当のことを教えてくれません。自分で情報を掴みに行くしかないのです。
ほとんどの国民はカップ麺やスナック菓子が体に悪いことは知っているでしょう。
でもやめません。それは本当に知っているとは言えないレベルだからです。僕たち加工食品診断士は、確信を持って体に悪いことを知っています。
今日の裏ラベルは、文字どおり食品の裏に貼ってあるラベルのことです。スクラロースとか亜硝酸ナトリウムとか乳化剤とか書いてあっても何が何だかよくわかりませんよね。
もうほとんど暗号通信です。我々加工食品診断士はこの暗号を解読します。
裏ラベルを解読できるようになると、食品の危険性だけでなく、どういう理念で作っているのか、企業姿勢まで見えてきます。
みなさんにお伝えしたいことは山ほどありますが、このコンテンツは世直しのつもりで、食品業界に一石を投じ続ける所存でございます。
【今日の裏ラベル】フリスクを洞察せよ
これが問題の裏ラベル。
これはすごいです。清涼菓子なんて呼べないレベルです。原材料に食品がないんですよ。オール添加物で構成されています。
ソルビトールはかなり幅広い食品に使用される甘味料で、コンビニのおにぎりなどによく入っています。
アスパルテームも同じく甘味料で、砂糖の200倍の甘さがあります。アスパルテームは発がん性について過去に激しい論争がありましたが、結局はっきりわからないんですよ。
こういう時は「洞察せよ」なんです。僕は領域を超えて文脈を読んで選択しますが、安全だなんて間違っても言えないという結論に至ります。
さらにL-ファニルアラニン化合物も人工甘味料。香料はグループ名で一括りに表示されていますが、たくさんの成分から成り立っています。何が入ってるかはわかりません。
微粒酸化ケイ素は、おそらく乾燥防止のためと、錠剤に固めるために添加しているのでしょうか。ガラスの主成分と言われています。
ステアリン酸Mgは錠剤の表面に光沢を出すために添加されます。
終わりに
ほとんど暗号通信だったかもしれませんが、いかがでしたか?
僕はフリスクの裏ラベルを見たとき、本当に驚きました。今回フリスクを取り上げたのは、強烈なインパクトがずっと記憶に残っていたので、真っ先に頭に浮かんできたからです。
フリスク以外にも類似商品がたくさんありますし、ガムなんかも添加物がこってり入っているんですけどね。
フリスクは置いておいても、今の時代では食品添加物を完璧に避けることはほとんど不可能です。
僕も外食などでは普通に摂取しています。
大事なのは、知った上で選択すること。自分の人生は自分で選択し、自分の責任で生きる。
そのために僕は今日も裏ラベルを見るのです。
では、また!