さて今日の学びは写真から。
先日、写真撮影に行ってきたお話ですが、「学ぼうとする気持ちがあればすべてから学べる」と思っている僕は、もちろん写真からも学びますよ。
今回の舞台は、昨年行って大感動した美瑛の青い池。今年も行ってきました。
少し前から天気予報とにらめっこを続け、ずっと初雪を狙っていましたが、今年も無事に撮影成功。
よかった、よかった。
というわけで、たくさんの青い池の写真とともに、写真からも学んでしまおうという内容ですので、さっそくどうぞ。
【写真に学ぶ】美瑛の絶景「初雪の青い池」撮影
美瑛の青い池といえば、全国的にも有名な観光スポットで、海外からの観光客もたくさんきます。今年、駐車場が整備され、売店ができるなど、ますます観光地化が進んでいます。
もう完全にインスタ映え確定スポットですので、今後もしばらくこの人気は衰えないでしょう。
一方でカメラマンが狙うのが、初雪の青い池です。
上の写真がつい先日撮ったものですが、青い池というのは、コバルトブルーの美しい池に、カラマツがくっきりきれいにリフレクションしている姿が人を惹きつけるわけです。
しかし冬になると、寒さで池が凍ってしまいます。凍るとリフレクションがなくなりますし、雪が積もってしまいます。
ところが初雪のときに限っては、雪景色なのに池が凍っていないため、リフレクションを撮影できるんです。まさに超期間限定と言っていい貴重な絶景なのです。
当たり前ですが、初雪はいつ降るか決まっていません。観光客がこの景色を撮るにはシャッターチャンスが短すぎるんです。必然的に美瑛町近郊に住んでいる北海道民じゃないと厳しい。
美瑛に住んで毎日写真を撮っている人とか、うらやましい限りです。
というわけで、日本全国の、いや世界中の皆さんに今回の写真をお届けしますので、最後までご覧ください。
この日の前日はけっこう降りました。朝は若干ですが池が凍っていましたが、徐々に溶け始めてきました。
僕が写真から学ぶこと
僕は写真が趣味ですが、ただの趣味ではなく、学びにも繋がっています。僕の人生における貴重な学びの一つとして大切にしていることなんです。
基本的に風景写真と野生動物が好きです。
野生動物についてはとりあえず今回は割愛しますが、青い池のような風景写真に惹かれる理由はなんだろう?と考えたことがあります。
僕が出した答えは「無常」です。
無常とは文字通り「常、無し」ですね。青い池は今日も明日も一ヶ月後も一年後も、基本的には足を運べばそこにあります。野生動物と違って必ず出会えますよね。
でも、写真を取り始めて気づいたことがあります。青い池にはそこに行けばいつでも会えますが、全く同じ青い池に会うことはできないんです。
もちろん晴れていたり雨だったり、天気は変わりますが、同じ晴れでも快晴なのか雲が多いのか、朝・昼・夕でも違いますし、季節によっても変わります。
でもそんな大きな変化よりも、小さな変化に気づけるのが素晴らしいと思うんです。普通に生活していれば変化を感じないレベルの違いでも、写真を撮っているとわかるようになります。
今回の初雪の青い池も、去年と比べると雪の量が違います。去年よりも少し多い。そしてずっと曇り空で途中からチラチラと雪が降ってきましたが、去年は少し晴れ間が見えたんです。
短い時間でも太陽の光が差し込むと景色は一変します。ハタから見ると風景写真はずっと同じ景色を撮っているように見えますが、実はずっと違う景色を楽しんでいるのです。
特に朝や夕方、雲の流れが速い時などは、めまぐるしく景色が移り変わりますし、わずかな時間でも常に変化している。同じ写真にはならないんですよ。
まさに無常。常、無しを感じることができるんです。
1秒1秒、時間が流れているのを感じることができます。時間の大切さや、変化の中に生きていることを実感することができる。
人生という時間をしっかりと大切に生きなきゃ!と思わせてくれるんですよね。それが写真からの学びであり、撮影をする理由のひとつです。
この日と全く同じ青い池を撮ることはもう二度とできません。写真は僕にとても大事なことを教えてくれるんです。
だから今後も写真を取り続けます。
ではでは〜。